こんにちは!
自身のノートPC(ThinkPad E450)をHDDからSSDに換装して快適なFlutterライフを送るつもりが、ちょっとしたミスで復旧不能となってしまいました。
そのため、PCを完全初期化することに。。。
SSDに換装する人はちゃんとリカバリメディアを作っておきましょうね。
今まで作っていたFlutterの環境もパーになってしまったので、どうせならホントにゼロからのインストール手順をまとめます!
これからFlutterを学ぶという人の手助けになれば幸いです。
- Flutterの環境構築をゼロから始める人
- gitもない人
- Windows10の人
最低限のシステム要件として以下程度のスペックはあった方がいいです。
一応、それよりロースペックでも動作しますが、できる限りスペックは追及したほうが良いでしょう。
Flutterだけではなく、関連するものを含めてです。
・ディスク容量:50GB以上の空き(android_sdkが…)
・メモリ:8GB(エミュレータ使うなら16GBとか)
・関連ソフトウェア:Windows PowerShell 5.0以降(Windows 10はインストール済み)
git for Windowsのインストール
まずは、Git(分散型のバージョン管理ツール)をインストールします。
Flutterを開発しているGoogleは常にGit上でバージョンアップしているので、最新バージョンにするためにはGitを扱える環境を整える必要があります。
どうしても、Gitを入れたくない、固定バージョンのFlutter SDKが欲しい人はFlutterの公式ページにてzipファイルがありますのでそちらを活用することもできます。
git for windowsをインストールしていきます。
⇒Gitのダウンロード









改行コードを自動的に変えられてしまうと動かなくなることもあります。
Checkout as-is, commit as-isであれば、変更なしなので、こちらでもいいです。
最近ではLinuxの標準がLF(Macも)なので、統一しておく方が無難です。




git --version
でgitのバージョンが表示できれば完了です。※環境変数を設定しないとエラーになります。
Flutter SDKのインストール
gitの次はFlutter SDKのインストールです。
Flutter SDKを入手する方法は2パターンあります。
- GitHub のFlutterリポジトリからソースコードを取得
- Flutter公式からSDKのアーカイブファイルをダウンロード
Flutterは常にバージョンアップしています。
バージョン指定する場合は、Flutter公式のFlutter SDK releasesより対象のアーカイブをダウンロードしてください。
今回は、githubのFlutterリポジトリから最新バージョンをダウンロードします。PowerShellでgitコマンドを実行してクローンします。
Flutter SDKのインストールディレクトリは「C:\deveopment」にしています。
Power Shellで以下のコマンドを実行します。
cd C:\development
git clone https://github.com/flutter/flutter.git -b stable

次に環境変数にflutterのパスを通します。

環境変数を設定したら、Power Shellからflutter doctor
を実行しましょう。※エラーが出る場合は、再度Power Shellを立ち上げなおして実行してみてください。

Android Studioのインストール
Flutter SDKがインストール出来たら次はandroidを動かすエミュレータを準備していきます。エミュレータがあれば、android端末を持たない人でも動作検証を行うことができます。
iPhoneの場合は、MacのPCでないと動作検証できません。
そもそもどちらでも動くのがflutterのいいところなので、Macで開発する方がいいのかもしれません。
私はマックは買えますが、MacPCは許可が下りないので買えません。
androidのエミュレータはAndroid Studio上で実行しますのでAndroid Studioが必要です。
ダウンロードが完了したら実行してインストールしていきます。
Android Studioの場合、特に設定変更なしでインストールしました。
画像だけ載せておきます。
Android studioを起動して、初期設定を進めていきます。ここも基本的は設定変更なしでOKです。ですが、↓の画面まで来たら「Sdk Maneger」を設定変更していきます。


動作検証だけならデフォルトでも構いません。

4.0 , 6.0 , 8.0 とかバージョン飛ばしで検証するとかでもいいのかもしれませんね。


コーヒーブレイクはできましたか?

Android studioのバージョンが4.0の場合、初期状態でチェックされていました。違うバージョン場合はチェックされていないことがありますので、注意してください。
エミュレータ(android端末)の設定
開発を進めるためには実行端末が必要になります。
Flutterはクロスコンパイルでの開発ができるので選択肢がいくつかあります。(android,ios,web)
前段でも少し書きましたがWindows端末ではiosアプリは作成できません。
つまり、androidかwebで検証していくことになります。
スマートフォン向けアプリの想定ですので、androidで検証します。
それでは、androidで検証する場合、実機かエミュレータで動かします。
PCのスペックが足りない場合、エミュレータが重すぎて動かないので、実機で動かすことをお勧めします。
PCのスペックに余裕があれば、エミュレータで動かしていきます。
筆者のPCはこんな感じ。
端末 :ThinkPad E450
CPU :Intel Core i5-5200U
実装メモリ:12GB(拡張済)
SSD :250GB(換装済)
実機で検証する人は下記作業は必要ありません。
PCにUSB接続+デバッグで動作検証をするようにしてください。
実機の場合、端末を開発者モードに切り替える方法はまちまちです。
各自で端末名+開発者モードなどで検索してください。
それでは、エミュレータ起動を準備をしていきます。
Android Studioを立ち上げてエミュレータを作成します。



今回はPixel 3にしています。デザインがシンプルでカッコいいです。
Pixel 4は外見白くて、エミュレータを起動するとまるでIPhoneのように見えますよ。

ダウンロードすることで解決します。







たまに特定の機種ではエミュレータが起動できないPCがあったりします。
解決策がある場合もありますので根気強く調べてみてください。
Flutter Demoの起動確認
ここまで作成したらあとは、Flutterのdemoページを開くところまで進めていきます。
VS Codeで起動確認できると思いますので、参考にしてください。

まとめ
いかがでしたか?
今回、自身のPCを完全初期化してしまったこともあり、ゼロからFlutter開発環境を構築してその手順をまとめています。
他にもトラブルシューティング用にまとめていますので、こちらも参考にしてみてください。

日々バージョンが変わっていたり、上手くいかない場合もあると思います。
それでも調べたらできることもありますので、根気強く頑張っていきましょう。
それでは、see you again!