- AWS 初心者
- Cloudformation って何?という方
- Cloudformation を使ってみたいという方
AWS Cloudformationとは?
まずは、AWS Cloudformationについての公式から引用です。
AWS CloudFormation は Amazon Web Services リソースのモデル化およびセットアップに役立つサービスです。リソース管理に割く時間を減らし、AWS で実行するアプリケーションにさらに注力できるようになります。使用するすべての AWS リソース (Amazon EC2 インスタンスや Amazon RDS DB インスタンスなど) を記述するテンプレートを作成すれば、AWS CloudFormation がお客様に代わってこれらのリソースのプロビジョニングや設定を受け持ちます。AWS リソースを個別に作成、設計して、それぞれの依存関係を考える必要はありません。AWS CloudFormation がすべてを処理します。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSCloudFormation/latest/UserGuide/Welcome.html
なにやら難しそうな説明ですが、一言で言ってしまえば
自動で必要なインフラを構築してくれるサービス
です。
テンプレートを作成すれば、サーバ・ネットワーク・データベースなどのインフラ構築・設定から構成管理まで行ってくれる超便利なAWSを代表するサービスの一つなのです。
使い始めるまでの手順
テンプレートの準備
まずは、AWS Cloudformation で使用するテンプレートを作成します。
以下のコードをコピペで「cfn-sample-001.yml」というファイルを作成してください。
これが今回使用するテンプレートとなります。
AWSTemplateFormatVersion: 2010-09-09
Resources:
SampleVPC:
Type: AWS::EC2::VPC
Properties:
CidrBlock: 10.0.0.0/16
このテンプレートで作成されるAWSリソースの構成図は以下の通りです。

※AWS Cloud上に簡単なVPC(仮想ネットワーク)を作成するだけなので料金はかかりません。
Cloudformation実行手順
今回は、AWSのマネジメントコンソール画面からCloudformationを実行する手順を説明します。

“サービス” から “CloudFormation” をクリック。

「スタックの作成」をクリック。

“ファイルの選択” から先ほど作成したテンプレートを選択し、「次へ」をクリック。

“スタックの名前” は任意の名前を入力してください。
ここでは「cfn-sample-001」と入力しました。
そして「次へ」をクリック。

ここは今回は特に設定しなくても良いので、そのまま「次へ」をクリック。

確認画面が表示されるので、設定値に問題がなければ「スタックの作成」をクリック。
(今回はほとんど設定していないので確認するようなところは無いでしょう)

スタックの作成が開始されました。
しばらくするとテンプレートで定義したリソースが作成されます。

「CREATE_COMPLETE」と表示されたら無事作成が完了。
不要になったら、
「削除」>「スタックの削除」でリソースの削除が行えます。

まとめ
AWS Cloudformationとは、
- 自動で必要なインフラを構築してくれるサービス
- テンプレート1つで誰でも簡単にインフラ構築を可能してくれる
- 環境の複製もすばやく対応できる
今回は超入門として AWS Cloudformation の使い方のファーストステップをご紹介しました。
次回以降により詳しい使い方を記事にできたらと思います。