Windows端末しか持ってないけど、Unix触ってみたい、これから触る予定があるって人いると思うんですよね。大体こういうのって開発立ち上げ時じゃないと実際に触ったりしないので、新人SEさんはあまり学ぶ機会はないかなと思います。
だけど、これを知っているのと知らないのでは確実に差があります。
GUI(グラフィックユーザーインターフェース)があった方がわかりやすいとは思いますが、SEの方はよく黒い画面でイキってますよね。あれ別にイキっているわけではないです。色々と理由があってあの画面で操作するのです。私自身わざわざこんな小難しいことしなくてもいいんじゃって思ってましたよ。そんな何故?って思いそうなことを書きながら説明していきます。
インストール
- VirtualBox
- CentOS7のイメージファイル(今回はminimal)
- Tera Term
- WinScp
VirtualBox
VirtualBoxはOracleが提供している無償の仮想化ソフトウェアです。
仮想化ソフトウェアはVMwareとVirtualBoxがシェアを二分しているといっても過言ではありません。
今回の目的はLinuxをWindowsで動作させることですので、VirtualBoxを利用した方が良さそうです。下記ページからダウンロードします。
https://www.virtualbox.org/
ダウンロード完了したら、指示に従ってインストールしましょう。特に指定がなければデフォルトでインストールしてしまってよいと思います。
インストール完了すると下記画面が表示されます。
CentOSのダウンロード
CentOSの公式ホームページからイメージファイルをダウンロードします。
https://www.centos.org/download/
※本来は↑のURLからダウンロードしたいバージョンを選択します。
基本的には最新バージョンが表示されます。2020年現在はCentOS8です。
ただし、今回使用するのはCentOS7のminimalになります。ミラーサイトがありますので、こちらを利用しました。
minimalはその名の通り最小構成のイメージファイルなので、GUIがありません。
開発者が黒い画面(コマンドライン)から操作するのはこのためです。後々にGUIがない操作は明示します。
Tera Term
Tera Termはtelnet(ネットワークを経由して他のコンピュータに接続し、遠隔操作するための仕組み)やSSH(通信を暗号化したtelnet)で接続するときに使用するコマンドツールです。筆者は大好きです。Tera Termを活用したTera Termマクロ(ttlマクロとも呼ばれる)などもあり、Linuxにログインから、シェルの実行まですべてを自動化してテストの効率化を図っていた時期もありました。操作ログもファイルに落とせますし、それをエビデンスにすることも。当時はSE2年目でしたが、少し調べればマクロを簡単に組むことができます。正直楽しいです。
下記のページからダウンロードします。
https://ja.osdn.net/projects/ttssh2/releases/
筆者は一つ前のバージョン(4.104)をインストールしてます。
今回は導入準備なので、ツールをインストールできたことを確認します。
Linuxを操作するときに使用します。
WinSCP
ファイルを送受信することができるWindowsのみで使えるオープンソースのSFTPおよびFTPクライアントツールです。
AWSやOracle CloudなどのCloudサーバーへもアクセス可能でファイルを暗号化して安全に送受信できることも特徴に挙げられます。
VirtualBox使えば、WinScpなくてもファイルを送受信できる機能もありますが、それは横に置いておきましょう。
こういったツールに慣れておくことも大切ですしね。
TeraTerm同様に下記のページからダウンロード、インストールできます。
https://ja.osdn.net/projects/winscp/releases/
ここまで見ていただいた方には難しい手順はないと思いますのでインストールしてみてください。
次回の予定
次回は、VirtualBoxにCentOS7をインストール。
インターネット経由でMySQLを導入する手順を実施してみようと思います。
ご愛読ありがとうございました。
See You Again!